ブックパッカーの旅 VOL.2
前回のこまつ町文庫から次は富山に向かった。
小松から高速に乗ったのが11時半くらい。
途中どこかで飯を食おうと思ったが、高速に乗ってしまったので仕方なくサービスエリアで食べた。いつも思うが、私はオシッコが異常に近いので、遠出する時は困る。
度々SAで降りる訳にもいかず、かといって
ペットボトルにしようとしても狙いが定まらず、こぼしてしまう可能性もある。
なによりもういい歳なので、そんなことも出来ず....
ふと車の中で、誰か車内専用のオシッコ機みたいな物を開発してくれたらなと思う。
目指すは【ジンジャーラーメンブックス】
ラーメンとついてるが、ラーメンはやってないというシュールなブックカフェだ。
ただ平日は17時開店のため、早く着きすぎてしまった。
14時頃だったので、まだ3時間もある。
インターから降りて一度行ってみたが、
10分程で到着してしまった。
暇になったのとまたオシッコがしたくなったので、途中見かけた
ショッピングセンターの【アピタ】に寄る。
定休日だった・・・
駐車場は入れたが、ミスドしかやってない。
しかたなくグーグルマップで近場のショッピングセンターを検索する。
出てきたのは他のアピタやイオンだ。
う~ん、なぜか食品中心だったり、少し遠い所が多いため断念。
家具屋さんもみたが、どこも水曜日のため
定休日。
近くにダイワというデパートがあったので、
向かった。
駅前の中心地だったので駐車場が
ワカラナイ・・・
もうオシッコ限界!!
とりあえずローソンに入る。
スッキリする。
今度は腹が痛くなる。
またトイレに入る。
スッキリする。
出てきた時に若者に怪訝な顔される。
イロハス桃だけ購入。
思いつく。
「そうだっ!他の古本屋さんにいけばいーじゃないかっ!」
有名な【ブックエンド】という店を検索。
水曜日定休日・・・
また最初のアピタに戻る。
「何やってんだ俺はっ!!」
車の中でしばらくふて寝を決め込む。
起きたら16時前だった。
【世にも奇妙なマラソン大会】を読む。
大爆笑してるといつのまにか17時前になっていた。
急いで向かう。
念願のジンジャーラーメンブックスに着いた。
営業してるようでホッとする。
駐車場がないので裏にあるコインパーキングに停めた。
店内に入ると一番乗りのようだ。
女性の店主さんが「いらっしゃいませ」と言ってくれたが、少し戸惑ってるようだ。
早く来すぎたのか?
カウンターに座り、おもむろに
「バターチキンカレー下さい」と言った。
そうここはカレーと古本がメインの
ブックカフェなのだ。
店主 「実はまだご飯が炊けてなくてあと15分くらいかかるんですよー」
俺 「あっ、大丈夫です、待ってます」
しまった、気を使わせてもーたと思ったが、しかたない。
こんなときは申し訳なく思い、お互い気まずい雰囲気になる。
ただおかげでゆっくり後ろにある本を見ることが出来た。
いきなりUMA関係やオカルト爆発の本が並ぶ。
好きなことをやってる感が良い。
他にも面白そうな本が並ぶ。
そうこうしてるうちにカレーが出てきた。
店主さんにカレーの上になにやら乗ってるので、いやなら抜いて下さいといわれるが、よく聞こえないのでそのまま食べた。
美味いっ!!
よく煮込まれたバターチキンに程よい辛さが
あって、腹が減ってたら
何杯でもいけそうだ。
「めっちゃ美味いですね~」と伝えたら店主さんがありがとうございますと言ってくれた。
そこから少ししゃべってくれてた。
明るい感じの気さくな人だ。
買取りもやってると言われたが、地元ではないことを伝える。
選書のことを聞くと常連さんが勝手に置いていって売れたら教えるパターンもあるらしい。
地元に愛されてるのが伝わる。
帰りに一冊ユダヤの本を買った。
400円。
レジでお会計中に「トイレはどこですか?」と聞いたが
そこは無視された。
やはり今日はトイレに呪われているようだ。
今度はゆっくり来てみたいと思った。